H29(2017)年~活動日誌

活動は早4年を経過しました。これまでの活動日誌のコンテンツが限界を超えてしまったので、こちらのページを新たに設置しました。今年度も、奈良県南部東部での活動をしています。現在各地での水車製作が始まっています。

 


11月1日・2日 第3回 小水力発電全国大会に参加しました

2日目第7分科会で地域団体の活動報告をさせていただきました。奈良県内での(吉野町、十津川村、川上村、山添村、天川村など)大小様々な取り組み(学生の応援、水車デモ、地域での木製水車づくりの経過等々)、水車を核とした地域の交流や連携で、相互の技術が高めていっていることなどを報告いたしました。
期間限定で全国大会の資料は公開されています。http://j-water.org/news2/koukai/


10月28日 エコフェスタinまほろば(橿原市)に参加しました

2連水車の展示と、小さな水車を牛乳パックで作って回す試みをしました。残念ながら大雨のため午後に中止となりましたが、展示の仕方やワークショップなどをこれからもっと工夫していきたいと思います。


9月30日(土)天川村五色で水車のデモンストレーションを行いました

天川村西部、「すずかけの道」歩き(天川村 山と温泉共同事業体 Locpomp 主催)のあとに、Mさんの作業場の前にて、ホイール水車のデモンストレーションを行わせていただきました。天川村では3月依頼2か所目のデモとなります。
まちあるきに参加した方々にも発電して蓄電する実験を見ていただくことができました。たとえ小さなものでも実用に役立てることができます。今後、豊かな水と里山暮らしに適した水車が作られたらいいですね。


9月24、29日 山添村的野地区の木製水車プロジェクトが始まりました

9月24日で的野地区の役員会議が開催され、調査した地点で、木製水車を作っていこうということになりました。製作の手順は理解できたが、実際に木材をどのように組めばいいのか等の疑問点が出されました。これまでの吉野町の木製水車とは受けの角度が違うため、同様の条件での上掛け水車製作を予定している川上村北塩谷地区へ出向き、手作りの木製水車の模型を元に詳しく教えていただきました。水車の技術情報交換はもとより、里山暮らし、山の問題、それぞれの地域課題なども語られ、水車が地域づくりの核として交流を深めることができました。自分たちで作ったら楽しい、楽しんでやっていこうという、まさに水車プロジェクトのだいご味を実感いたしました。今後のそれぞれの地域の進展が楽しみです。


9月24日(日)京都女子大学の教授・学生さんによる見学(吉野町)

学生さんの卒業論文に小水力発電が取り上げられ、吉野町での住民主体の水車プロジェクトの意義等を理解いただくため、実際の現場で活動する地域の方々と交流を深めていただきました。殿川地区、三茶屋地区の水車見学をしていただきました。
協力:殿川小水力発電研究会


8月13日(日)2年前復活された盆踊りを応援。水車の発電で灯篭を灯しました。

水車の回転でも充電ができることを確認し、とつぷろ手作りの水車・回路により、バッテリーに充電し、LED18個を取り付けた灯篭の灯りを灯しました。夕方地域のみなさんが続々と集まり盆踊りが始まります。踊りが終わるまでずっと水車の灯りで入り口を照らすことができました。設置や回路の接続は山添村で研究のため滞在する近畿大学の学生も参加しました。


8月10日(木)十津川村五百瀬地区に水車設置準備に伺いました

とつぷろ(大阪大学の十津川村五百瀬地区応援グループ)を応援するため、プロトタイプ水車の改良型のデモンストレーション、水車製作指導を行い、8月の盆踊りで水車による発電で「とつぷろ」の灯篭を灯すことを目標にする活動を支援しました。まず水の取り回し(谷からの水が流れていますが、それを祭り会場に合わせてどうひっぱるか)、水車の設置、水を当てる工夫などを地元の方の多大な協力を得て実施。水車の不具合が見つかり、何としても成功させようと地域とともに調整が続きました。調整は自宅でも行われました。


7月9日 山添村的野地区で「次の」水力発電をめざして設置場所を検討しました。

的野地区の水資源を活かした木製水車づくりを検討し、さらに東山地区内の可能性や地域振興策を検討しました。かつて水車が多数地域の産業のために回っていた山添村で、昔の技術で製作された水車が残されており、その水車も見学しました。


4月30日(日)吉野町内での水車実験を検討中です。

自治会の了解を得て3か月間、津風呂ダム導水路の余水吐で、水力発電の実験をさせていただきました。この実験をすることでホイール型としては最も強度があり発電電力が得られる可動式水車と回路等開発できました。現在は水車は撤去しています。これからもみんなで描いたロードマップを基に、吉野小水力のシンボルとなる水車の設置をめざし努力してまいります。(H28年度 大成建設自然・歴史環境基金 助成事業として実施。なお、H29年12月迄の延長が認められ実施いたしました。)


3月12日(日)  天川村で水車のデモンストレーションを行いました

水車のデモンストレーションを行いました。集落中に張り巡らされた水路からの水圧で重い水車も回転し発電に適していることがわかりました。集落に残る風俗・風土を活かして発信していこうという有志の方々の熱い思いの話し合いも行われ、その下支えとしての水力発電に、これをヒントとして、自ら製作・チャレンジされることになりました。

3月3日(金)奈良高専技術フォーラムにおいて水車プロジェクトの展示を行いました

山添村的野地区の水車プロジェクトを奈良高専との連携で実施したことが評価され、今後の5つの地域連携クラスターのうち「スマートシティクラスター」の中でも紹介いただきました。地域創生をめざすCOC+事業における技術連携として、南部や東部で広がる水車プロジェクトとのコーディネートを今後さらに進めてまいります!

2月5日(日)防犯灯を設置されました(的野水車プロジェクト)

12V(直流)の外灯を用意して設置されました。まだ実験的な接続ですが、外灯がなかった国道沿いが明るくなりました!!
継続してバッテリーの電圧を計測されていますが、昼間消して、夜だけ消費してもほとんど減っていないそうです。

2017年1月27日(金)山添村的野地区の水力調査に同行しました

地区内の2か所の可能性調査を実施。蓄電することで非常時に役立ち、普段も外灯などに使える方策を検討されます。
引き続き現在の水車プロジェクトの完成も目指して、様々な工夫を行っていかれます。

広報活動

2017年3月7日 近畿食と農インバウンド推進協議会に参加。吉野町のゲストハウス等観光情報を展示しました。
2017年2月7日 再エネ協働ネットワーク会議において奈良県内の小水力発電(水車プロジェクト)について活動報告させていただきました。

2016年12月21日 奈良県の地球環境保全活動団体交流会「匠の環」(たくみのわ)に出展させていただきました。
http://naso.jp/takuminowa2016/

公益信託 大成建設自然・歴史環境基金 助成金に採択されました

協議会設立当初より検討を重ねてまいりました地域において、「地域の、地域による、地域と未来を担う子どもたちのための『水車プロジェクト』」という事業テーマで採択が決まりました。設置場所・方法等についての検討が進められています。
津風呂ダム導水路の余水での実験を行いました。