吉野町の小水力発電のポテンシャル調査(平成24年度実施)記録です。

三茶屋(みっちゃや)地区周辺調査

専門部会による現地調査第一弾。中竜門地区の三茶屋地区を調査しました。

吉野見附三茶屋という里の駅(まちの駅)があり、そのまわりに用水路が整備され、いったん津風呂川に流れています。この用水路の上流は、集落の中を通って津風呂川の堰から取水し、豊富な水が流れ込んでいることが確認されました。

まず取水口のあたりはこんな感じです。

 

取水口からの水路。流速はかなりあります。螺旋水車を並べたらいいねー!と話ながら歩きました。この水路の横には耕作放棄地があり、電気柵の電力を賄えたら、よみがえる可能性があると思うのです。

水路脇の「水の神様」。水に感謝しながら田畑への水の利用を長年地域の方で管理されてきたことが、改めてわかって、本当に自然に感謝、というのはこういうことなのかと思いました。お米も野菜も、地域の方々のたゆまない努力でできている。。私たちはもっともっと、水や田畑のこと知っておかなければならないと思いました。

用水路の水をいったん川に捨てているところ。可能性大の地点です。

集落を流れた水は吉野見附三茶屋という里の駅周辺の水路に流れてきます。でも上流ほどの流量がありません。途中の集落にあまり多くの水を流すと浸水する恐れのあるところがあるからです。なんとかここの流量を増やして水車を設置したい、知恵の絞りどころでしょう。