吉野町三茶屋自主防災会による防災訓練など、様々な防災イベントが開催されました。三茶屋エコ・え~ね館周辺は吉野町三茶屋地区の避難所に指定されています。早朝、避難警報が発令され、順次、避難所である三茶屋エコ・え~ね館前をめざして避難が完了しました。
地元の消防団(中竜門第3分団)の団員の協力を得て、名簿を確認し、避難したあとは、役場や吉野消防署の協力のもと、ケガや急病への対応を学びます。
また、避難後の健康チェックを、奈良県医療福祉生協様のご協力を得て実施しました。
避難してからの第一夜を想定して、いろんな非常食を試食してみました。
さらに、避難が長引いたことを想定し、落ち込まずに、元気を出していこうという気持ちになるよう、ミニミニコンサートも開催しました。
その後、避難所近くの公衆トイレの電気を賄う水車の設置、炊き出し訓練、煙体験、防災グッズの配布、非常用の電源としての薪ストーブ発電実験など、幅広い活動が行われました。
JR西日本あんしん社会財団 助成事業
普段夜は真っ暗だった三茶屋の駐車場に、3m水車の灯りが点りました。10月に近くの国道のがけ崩れが発生し、緊急車両やガードマンが、この灯り集結にすることができたのです!
この後、三茶屋の外灯は省電力で夜間も点灯することになったそうです。水車が役場を動かしたのですね。
殿川小水力発電研究会 唯一行会長による、HUBダイナモによる発電・蓄電のしくみを万尾、交流の発電機を直流のバッテリにつなぐために必要な回路づくりが行われました。三茶屋、河原屋のメンバー合同です。
HUBダイナモ発電機は交流なので、バッテリに蓄電するためには整流し12v以上を確保することが必要になります。また、バッテリからインバータを通して、交流100vに使えるしくみも学びました。地域が先生となって地域へ伝える・・素晴らしいことです。皆さまありがとうございました。
朝8時前から三茶屋自治会総出で水路設置工事が始まりました。これまでの水車の作業はプロの大工さんが中心に行いましたが、今日はみんなで集まりました。
あらかじめ、リーダーと小水力研究会代表で、工事場所の水をせき止め、水量を調整する作業をされていました。
重機も持ち込まれ、水路にたまった泥をみんなでまず集めます。(事務局も新しい長靴で参加(*^_^*))
ほとんど砂がなくなった状態で、塩ビパイプの水が逆流しないように、ビニールを巻くなど丁寧な作業が続きました。(女性役員様も参加されたので、この心遣いです!)
次は、水路の底にアンカーボルトを差し込むのですが、ネジが入らなかったりなかなか大変な作業でした。
次に、水車の台を取り付けるブロックを固定する作業です。まず水路の壁側の方。みんなでセメントもこねました。速乾性のセメントの配合もやったことないので、おそるおそる。。。砂の種類によっても硬さが違うし。みんなで思考錯誤です。
セメントが流し込まれ、丁寧に、ブロックの中に押し込み、設計通りかどうか確認し水平機で平らになっているかも確認しながらすすめます。
壁側ができたら、水路中央側。もう一度セメントをこねて、リーダーの指示通りに流し込みました。
寸法どおりきちんと仕上がり、あとは乾燥を待つのみ。(速乾性なので早いそうです。)
みんなで力を合わせたら、あっという間にできあがりです。重機やグラインダーや、ボルトを固定する機械や、セメントを塗るコテやら、、みんな足りなくなったら取ってきたりして、協力し合い、無事完成。
水車を設置する台を、リーダーがこのあと設置されるそうです。
あとは、金物類が出来上がるのを待って(先生にお世話をおかけしています)組み立て作業です。
みなさん、朝早くからお疲れ様でした~
本当に出来上がりが楽しみですね。
水路の設置位置を決める日、すでに3m水車の枠・バケットが組まれていました!相当な大きさです。
水路には、3mの角材を十字に組んだのを持込、水路の中での工事場所を確定しました。
外枠の板を「型紙」に合わせてカットし、プレナーかけをしました。
この間、金物類を作っておかなければならないのと、水路にどのように設置するのかを検討しておく必要があります。
正確な位置、シャフト部分の寸法を出すために、実物大の設計図が作られました。
さらに、外枠の形を型紙をとり、それをさらにベニヤ板で切り取り、製材された木を切る作業にかかれるようにされていました。
バケットの大きさや、外枠のどのあたりに設置らいいのか、水を受ける方を長くするとか、細かなことはやってみなくてはわかりません。わからなくなったらスマホで先生に確認しながら、という作業が続きました。
自治会総出で小水力発電に取り組むためには、基本構想を全員が共有し(この水路の流量での設置条件など)、次に、水車のデザインや設計、手順、材料の調達などを検討することが必要です。プロジェクトリーダーが決まり、水路の様子を見て、直径3mのものにすることが決定しました!
先生から、基本構想の確認、一番大事なシャフトの部分と架台について非常にきめ細かく説明していただきました。
これから三茶屋の用水路落差のところに設置する、小水力発電の基本構想を固めるレクチャーを、伏見工業工高足立先生に行っていただきました。
2リットル/秒という条件下では、2kのエネルギーを最低2つのバケットに当たるようにした木製下掛け水車が適している。直径は2m、2.5m、3mのいずれか。
あとは、基本構想を地域の役員さん全員でしっかりと共有する必要があります。それは後日役員さんに集まっていただくことになりました。
なんたん暖炉(調理のできるストーブ)でピザやガレットを焼く、楽しいイベントも同時開催。農産物をエコ電力で加工して、それを販売していることをイメージしていただきました。
ホイール水車に杉の板を付けて水路に仮設置することにしました。木製下がけ水車を設置する予定の場所です。
殿川地区から、これから吉野町の初の木製水車となる杉の木を運び出しするところを見学させていただきました。
かつて水力発電所を市民の手で立ち上げ村の活性化を実現した京都府南丹市美山。
水車で製材をした記録も残されています。
地域の方々と交流し、さまざまな水車の取り組みを見学することで、吉野町の水力発電を核とした地域活性化について考えます。
<主な工程>
3月16日(土)
京都府南丹市 道の駅
芦生山の家:クロスフロー水車
由良川沿いの木製水車見学
静原の里:木製水車(市民手作り)
エコ電力でまちづくりワークショップ 地区別懇談会
三茶屋チームでは2月10日の全体WSの後、地区別に話し合いをしました。
<主な意見>
・今何も電力で不自由しているわけではない。
・でも地域の課題の解決のために小水力発電に地域で力を合わせて取り組んでは?
・三茶屋の課題は・・レストランも閉鎖になり、なんとか賑わいを取り戻したい!ということ。
・今こそ!小水力発電で町を活性化させよう!
・でもどうやってすればいいかわからなかっただけ。
・お金がかかるんじゃないのか?
・自治会が承認してくれるだけで、(作っている)われわれの支援になる。
・みんなが取り組み始めたら、(自治会も)お手伝いしたくなるよ。人情やんか。最初は少なくても、5人、10人と人が増えていって、水車が地域に残ったら、、そんなうれしいことはないよ!
・・最初はばらばらだった意見も本音を語り合うことで合意ができ、今後の力強い言葉がうまれました!
いよいよ次回は、三茶屋での具体的な水車のプランを出し合います!
3回目は、実際に水車を作ってみることになりました。まず基礎講座で発電のしくみを学び、いよいよ地区ごとに製作です。
終了しました
■内容
1講義
○小水力発電の手引き~小さな水の力で住みよい未来を~
講師:奥村一(シビル技術士ジム所所長)
○小水力発電を推進するために~川は生きもの~
講師:宮本博司(関西広域小水力利用推進協議会副会長 樽徳商店代表取締役)
○小水力発電(螺旋水車)の取り組み~環境再生に工学技術ができること~
講師:足立善彦(伏見工業高校工学探究コース主幹教諭)